2017-11

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手を、のばしても。 @森絵都「風に舞い上がるビニールシート」

風に舞いあがるビニールシート風に舞いあがるビニールシート (2006/05)
森 絵都

愛しぬくことも愛されぬくこともできなかった日々を、今日も思っている。大切な何かのために懸命に生きる人たちの、6つの物語。

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 ホントは6編からなる短編みたいなんだけど、私は直木賞受賞時に雑誌に乗ってた2編を読んだだけ。
 「風に舞いあがるビニールシート」と「ジェネレーションX」。

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 「風に舞いあがるビニールシート」は・・・「国連の難民事業に携わる里佳は、上司であるエドと恋愛し、7年間の結婚生活の末、2年前に離婚した。そのエドがアフガニスタンで死に、立ち直れないでいる里佳を、アフガンでエドが救った難民の少女に会ったという記者が訪ねてくる……。」・・・みたいな話。(←文芸春秋の紹介からパクった。)

 要は、難民問題を扱う国連機関にいる女の人が主人公で、離婚した人がアフガニスタンで死んじゃうの。その人への大切だった想いを引きずり、前に一歩進みだす話。
 国連とかアフガニスタンとか、遠い世界の話なのに身近に感じられる感情の要素がちりばめられてて、思わず感情移入して途中ちょっと泣けてしまったよ。一気に読めた。最後はハッピーエンド。
 ラストの主人公の決断の軽さだけはいただけないけど。都合よすぎるって言うかさ。それまであんなに何だかんだいって渋ってたくせに、それかよって思ったよ。
 でも読みやすかったし、中盤とてもよくて泣けたし、まぁいっかって感じ。

 「風に舞い上がるビニールシート」というタイトルはいいね。これは、エドが難民の状況をさしていう言葉なんだけどさ。
 押さえても押さえても、舞い上がって煽られてしまう無数のビニールシート。ビニールシートに意思はなく、意図せず流され、誰かが掴んでいないと、行ってしまう。
 でも、掴んでも、押さえても、風が終わらない限り、いつまでも、舞い上がるビニールシート。

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 「ジェネレーションX」は、40近いおっさんが初対面の20代の男の子との1日仕事をすることになって、その短い交流の中でいろんなことを考えていく話。

 けっこう面白かった~。これは好き。最後のハッピーエンドもちょっと楽しい終わり方。
 軽く読める会話の中で二人が打ち解けていって、おじさんがちょっと頑張ろうって気になれるところがいい☆
 最後にちょっと爽やかな気分になれて得した感じ。

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 文庫になってることだし、他の短編も機会があったら読みたいです。
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