2017-11

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死ぬまでなんとか、凌ぐしかない。退屈を。 @森博嗣「スカイ・クロラ」

スカイ・クロラ (中公文庫)スカイ・クロラ (中公文庫)
(2004/10)
森 博嗣
僕は戦闘機のパイロット。飛行機に乗るのが日常、人を殺すのが仕事。二人の人間を殺した手でボウリングもすれば、ハンバーガも食べる。戦争がショーとして成立する世界に生み出された大人にならない子供―戦争を仕事に永遠を生きる子供たちの寓話。
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 新薬の開発途中で偶然生み出されてしまったキルドレ。いつまでも子供(学生くらい?)のままで、永遠に死なない、死ねない。物理的に命を絶たない限りは。
 企業と企業が戦争をしている世界の話。そこでキルドレは戦闘機パイロット要員として雇われている。そんな戦闘機乗りカンナミ・ユーヒチの視点を通して、永遠の日常が書かれる。

 キルドレって、Kill Childrenってこと?

 空を飛び回るときの描写が的確で、飛んでいる様子や敵を追う視点、スピード感が脳裏に描きやすく、気持ちいい。(ヒットする=撃墜することも、含めて。それは、シューティングゲームのように語られるだけだ。)

 読んでいるときに、ユーヒチと共に感じる日常のどうにもならない空虚感、飛び回る空の爽快で壮大な浮遊感をまったりと感じる、っていうような軽い本だった。

 実は何でこの本を読もうと思ったかというと、押井守がこれを映画化したらしく、そのときのテレビ番組を見て興味を持ったから。
 その中で監督は、
「この毎日は生きるに値するか、その実感を掴むにはどうしたらいいか、生きることの値打ちを問うこと」
を描きたい、って言ってたのね。
 だからそんなつもりで読んだんだけど、この作者の文章からはそういうの何にも感じなかったな。もっと全然軽くて空虚で、「僕の右手は冷静にいい仕事をして、人を殺しちゃう、マクドナルドのアルバイトでハンバーガーを提供するみたいに」って感じがした。
 押井守が作った映画は、これを題材にしつつ、訴えかけてくるものは全然違うんじゃないかと思う。そして私は、たぶん映画のほうが好きだろう、というか、安心できるだろうな。

 この本だけ読んでも、キルドレが傭兵に必ずなる理由とか、企業同士が何で戦争してる世界なのかとかよく分からないんだけど、この本はシリーズらしく、これは1巻目にして時系列でいくと最後の話になるそうだ。6冊モノらしい。
 読み進んでそういう背景が分かってくると、もっと深みが出て面白くなってくるのかもしれません。読みやすいし(軽いから。)、ただで読むチャンスがあれば読みたいけれど、でもこれあと5冊も買う気ないなぁ。。。
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