2017-05

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思いのたけが、から回り。 @よしもとばなな「まぼろしハワイ」

まぼろしハワイまぼろしハワイ  よしもと ばなな
(2007/09/26)

 フラダンサーのアザミと義理の娘オハナは、二人で愛した1人の男の記憶を抱え、生命の歓びにあふれる島へむかった。
 ---甘い香りが漂うハワイの島々で起きた、踊りの精と永遠の命をめぐる3つの物語。
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 私は、先に「サウス・ポイント」を読んだ後に、この「まぼろしハワイ」を読んだんだけどね。

 なんか、だめだったw

 「まぼろしハワイ」「姉さんと僕」「銀の月の下で」という3篇の物語集。
 3篇とも、ばななさんの大好きなハワイが舞台になっていて、ばななさんお得意の身近な人との別れ(死を含む)が題材になってる。
 傷ついた心の欠片を、ハワイの土地と人がしっとりと癒してくれたりする話。

 とてもばななさんらしい文章の、ばななさんらしい物語だ。面白かったし、読んでよかったかと問われれば、確実に読んでよかったと思うんだけど、う~ん。

 小説書いて20年の記念。
 大好きなハワイを書くために、歴史を勉強して、生活を見て、自然を見て、自分でフラも習って、どっぷりハワイに浸かるばななさん。
 ハワイの魔法を伝えたい!って全身でアピールしている感じがした。一生懸命書いた、入魂の作ってことがすごい伝わってきた。

 というか、伝わりすぎた。

 私にとって吉本ばななさんの物語の魅力は、文章から匂いたつ情景が、そうっと気持ちの奥のほうを揺らすところにあるんだけど。

彼女が立ち上がったとき、とても妙な感じがした。空気がふるえたような、風が吹いてきたような。私の中で何かがすでにゆれはじめたのがわかった
---「まぼろしハワイ」より

ばななさんの言葉を借りれば、そんな感じ。
 でもね、この本からは直接的な訴えがびんびんありすぎて、なんだか疲れた。

 好き過ぎると、思いの丈が強すぎると、どうしても力が入って押し付けがましくなるんだなって。それは吉本ばななさんでもそうなんだなって思って、なんか安心したりしました(笑

 「サウス・ポイント」は、その大好きを経て、咀嚼されて、まろやかに吐き出されたんだろう。
 私は、「サウス・ポイント」が好きだな。

 ただ、あざみさんの踊るフラの描写はすごくよかったなぁ。
 あと、表紙も、すごく好き。
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チカラ入りすぎちゃうって、なんとなくわかる~v-238

物語の一文が心に響く
溢れる文章を削って削って、スリムに表現・・プロの業だよね☆

re:チャービーさん

 窒息しそうなほどの密度で魅せるタイプの作家さん(村上龍とか)も好きなんだけどね~。

 読者自身があまりハワイに思い入れがない人が読むと、すごく魅力的かもしれない。描写そのものとかはすごくよくて、いろいろな魅力が伝わると思う。伝わりすぎなくらいにね。
 私の思い入れとばななさんの思い入れの方向性は多分近くて、ばななさんの考える(描く)ハワイの魅力はとても共感するしんだけど、嵌まりすぎというか。。。


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